エチオピア
エチオピアからの動画
エチオピアのオロミア活動地域よりチャイルドからの動画が届きました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行下のコミュニティでの暮らしぶりについて伝えてくれました。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)エチオピア オロミア活動地域 チャイルドの情報 / プラン・インターナショナルル
エチオピアからの手紙
親愛なるスポンサー様
2020年4月
私はアディスアベバ活動地域のプログラム地域の開発推進員のAsmeret Elias です。チャイルドと家族に代わりこの手紙を書いています。私たちの地域ではチャイルドやその家族も元気で、安全に過ごしています。スポンサー様とご家族の皆さまがお元気で安全に過ごしていらっしゃることを願っています。
エチオピアで新型コロナウイルス(COVID-19)が発生してから1カ月半がたちました。中国で流行が始まって以来、エチオピアでは2020年3月13日に最初の感染が発表されました。現在、エチオピアでは162名の感染が確認され、そのうち4名が亡くなりました。
ウイルス感染拡大のため、エチオピアの政府は今月(4月)、おもに学校、大学、教会、モスクの閉鎖、スポーツの競技会、会議、研修の中止を伴う緊急事態を宣言しました。高齢の人たちと健康に問題がある人は家で仕事をするよう通知されました。公共の交通機関は座席の半分のみで運用するよう通告されました。幸いにも、このような状況でも現在までチャイルドと家族たちはウイルスには感染していません。
チャイルドの住むプログラム実施地域ではさまざまな衛生用品、貯水槽、手洗い石けんが提供されています。加えて、いろいろな予防対策が行われています。5000ℓの水を蓄えた臨時の手洗い設備11基が、人口密度の高い地域にある11カ所のプラン・スポンサーシップ活動地域に設置されました。
政府の緊急事態宣言に沿って、学校、教会、モスクは閉鎖されています。新型コロナウイルスの流行以前にあったような人々の集会はありませんし、ホテルでの集会もありません。小規模の商いをして働いていた社会経済的立場が弱い人々のほとんどは市場に行けません。公共交通機関では座席の半分のみの運用に規制されているため、価格が2倍になっています。
数人のチャイルドが、彼らの家での活動はテレビを見ること、本を読むこと、料理をして家族を手伝うことだと私に話してくれました。現在、政府はテレビとラジオの番組を介して教育を継続することを開始しました。ほとんどのチャイルドはこの政府の決定をとてもうれしく思っています。
「私の名前はEdenです。14歳で、3年生で学んでいます。学校に通うのを中断してから2カ月になります。いつ再開されるのかわかりません。私と家族はとても元気です。政府と衛生官に指導されたように、私たちは手洗いをするようになり、外で友だちと接触することをやめています。私たちは一緒に遊んでいません。もし私たちの中の一人がウイルスに感染したら大変な被害になるだろうと心配しています。もう一つの問題は、多くの人たちが狭い場所で生活しているため、ウイルスが急激に広まる可能性が高いことです」
私たちはこの感染拡大を乗り切って、またスポンサー様にお手紙を書けるようになることを願っています。
大切なスポンサー様、私たちはいつもあなたのことを思っています。心を込めて。
- ※「プラン・スポンサーシップ」でプラン・インターナショナルとともに活動し、村を代表してその成果を私たちに伝えてくれる子どもたちを“チャイルド”と呼んでいます。スポンサーになると、チャイルドとは手紙などで交流できます。
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